KF2合金 MEシリーズ

高速度鋼の高い靭性と超硬合金の耐摩耗性を併せ持つ合金を開発する目的で誕生した KF2合金は、20年の時を経て、粉末冶金技術を駆使して、原料を共還元粉末から メタル粉末、炭化物および窒化物粉末に変更し、再スタートしました。

○生産工程
メタル粉末+炭化物+窒化物粉末の混合・粉砕→造粒→冷間成形→圧粉体加工→焼結→HIP→焼鈍→荒加工→熱処理→仕上げ加工→検査→出荷

○主な特性値

材 種
(KF2の主な組成と
比較材種併示)
比重 硬さ

HRC
抗折力

GPa
引張
強さ
GPa
圧縮
強さ
GPa
圧縮
耐力
GPa
衝撃
強さ
kJ/m2
KIC
MPa・
m1/2
ヤング

GPa
ポアソン


熱伝導率
W/m・K
熱膨張係数 MK-1
(×10-6/℃)
RT-
400℃
RT-
600℃
KF235ME SKH57+VC 7.8 68 2.74 1.77 3.68 3.33 69 (26) 215 0.24 18 9 9.7
KF261ME SKH57+VC,TiN 7.6 70 2.26 1.67 3.92 3.83 49 (19) 222 0.24 19 9.4 9.9
KF263ME SKH57+VC,TiN 7.3 72 1.96 1.57 3.38 3.33 39 (6.6) 230 0.23 20 8.8 9.4
フジロイ
超硬合金
D40 14.55 74 3.29 1.81 4.9 3.4 44 8.9 560 0.22 90 5.1 5.5
U83 13.8 62 2.26 1.23 2.26 39 (35) 480 0.24 71 7.2 7.7
高速度鋼 SKH51 8.1 64 3.92 1.91 2.75. 2.75 216 - 217 0.26 27 9.4 10.8
SKH57 8.2 65 2.06 1.86 2.84 2.84 167 - 230 0.26 25 10.9 11.8
ダイス鋼 SKD11 7.7 61 2.84 2.26 2.26 2.26 226 - 206 0.25 30 12.9 12.9
SKD61 7.8 54 2.75 2.16 1.96 343 - 206 0.25 31 13.2 13.8


○高温特性
600℃以上では、硬さが時間と共に低下しますので、実用的ではありません。 ただし、冷却が十分な場合にKF261は800℃での使用実績があります。

高温硬さ測定例
高温硬さ測定例
(WC-15%Co 併記)
高温抗折力測定例
高温抗折力測定例